翔泳社『ビジネス関数・数式 ビジテク』補足・訂正

※これら以外にも、何か気づかれたことがありましたら、こちらまでご連絡ください。

指定した順位に該当する社員の氏名を求める

「ビジテク188 指定した売上順位に該当する社員の氏名を求めるには」(246ページ)の別解です。紹介した数式では、VLOOKUPを使う方法が珍しく思えたのですが(というより、189が本命で、こちらはその前座)、よく考えたら下記の数式でよかったことに気がつきました。こちらは、配列数式にする必要もありません。

=INDEX(A4:A15,MATCH(LARGE(B4:B15,D4),B4:B15,0))

営業成績がD4セルに入力された順位である社員の氏名が表示される。

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一番登場回数が多い会社名を求める

「ビジテク189 一番登場回数が多い会社名を求めるには」(247ページ)の別解です。188同様、INDEXとMATCHの組み合わせでも同様の処理が可能です。こちらは配列数式にします。

{=INDEX(B4:B13,MATCH(MAX(COUNTIF(B4:B13,B4:B13)),COUNTIF(B4:B13,B4:B13),0))}

取引先の中で最も取引回数の多い会社名が表示される。

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支店名と商品名を指定して売上金額を求める

「ビジテク179 支店名と商品名を指定してその売上金額を求めるには」(237ページ)で紹介している数式では、正しい解は求められませんでした。
INDIRECT関数は、「:」(コロン)以外の参照演算子(「,」と「 」)には対応していません。掲載されている画面では、一見正しく参照されているように見えますが、これは「池袋支店」という名前の範囲で、数式が入力されているセルと同じ列のセルを参照しているにすぎません。
この例題の場合は、それぞれの名前についてINDIRECT関数を使用する必要があります。

=INDIRECT(A11) INDIRECT(B11)

指定した支店名と商品名の売上金額が表示される。

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